おちゅんの育休ブログ ~夫婦で1年取ってみた~

男性育休の1年間を記録するブログです。子ども2人。妻と共に今年1歳と2歳になる子を育てています。

共働きと共子育てを進めるために

「男性は外で働き、女性は家を守る」

こう言われていたひと昔前から、かなり考え方や世論が変わりましたね。

女性がどんどん社会進出しやすく(まだまだ弊害はありますが)

そして男性がどんどん家庭進出しやすく(まだまだ弊害がありますが)なってきました。

 

僕はこの時代になってよかったと心から思っています。そもそも僕は何か一つのことにとことん集中して続けていくことが苦手なので、仕事も家庭もみんなで支えましょうよというスタンスの方が助かります。

 

さて、今回はそんな共働きの夫婦が共に子育てもする、

共働きと共子育てについて書きたいと思います。

※共子育ては僕が考えた言葉です。

 

もちろん、

共働きじゃないと生活できないよ!

ワンオペ育児はしんどすぎる!

というネガティブな理由で共働き共子育てをしている人も多くいると思います。

でも、僕はこの共働きと共子育てをとってもポジティブにとらえているんです。

 

だって、2人で稼いで2人で子育てできるんですよ!

単純で当たり前のことですけど、これならうれしいこと(収入や子どもの成長の実感)が2倍で、つらいこと(家事の苦労や子育ての苦労)が半分になるってことでしょ?

何かの歌詞みたいですね。

 

でも、この考えには落とし穴もあります。

まあそんなに簡単なことならみんなしてますんもんね。

落とし穴の1つとして

 

働く環境と働く時間

 

働く環境に関しては僕は恵まれているので文句はないのですが、周りの人は本当に大変そう。

・仕事を休む=いけないことだと考える

・高め合わずに足を引っ張りあう

・結婚したら辞めるだろう、妊娠したら休むだろうと考えて採用しない

・最近世間をにぎわす育休に関するパタハラ

時代の変化についていけない人、時代の先読みをせずに後ろばかりを見ている人が多い職場はまだまだ多い気がします。

 

また、働く時間に関してもそうです。

・残業することが前提で長時間勤務を強いる

・無駄が多く長時間続く会議

・責任が重い仕事を一部の人にばかり任せる

(これは役職によって給料が変わるのならいいんですけどね、学校は・・・)

だいたい仕事時間が長すぎるんですよ。

 

これは、

一人の仕事量が多すぎるからだと考えています。

 

そこで僕は考えました。

働く人を増やして、働く時間を減らしたらいいんじゃないか。

もちろん、売り手市場だといわれるここ数年の就職採用、働く人が少ないのではないかと考える人もいるでしょう。

でも実は、働きたい人はたくさんいるんですよ!

働く時間が長すぎるのでは働けないだけで!

子育てが少し落ち着いた主婦の人たちや、定年で退職した方たちは自分の力を活かして働ける場所があれば働きたいんです。

 

僕は小学校教員なので、女性がたくさん働いている職場です。この小学校教員という仕事で考えてみます。

 

子どもへの指導がものすごくうまくて、授業で子どもがどんどん成長できるクラスをつくる女性の先生が産休、育休に入り

 

「5年近く現場から離れるともう怖くて戻れない・・・」

「自分の子どもの世話や習い事の送迎で定時には絶対帰らないといけないし、担任は難しい・・・」

という先生がたくさんいます。

そんな先生は退職をされて専業主婦になったりパートで働いたり。

もちろんそれは悪いことではないけれど、個人的にはあんなにできる先生なのにもったいないなと思うことがあります。

 

だからこそ、先ほど述べた

働く人を増やして働く時間を減らす

なんです。

例えば小学校も副担任制にしたり、学年通信や会計の事務作業を受けもつ担任補助の先生をつけたりします。

こうすることで、1人の仕事量も減るしクラスの子どもを複数で見ることができるので適切な指導、対応ができます。

自分の子どもが学校に行っている時間だけとか

週に3日だけとかの働き方もできるともっと学校が良くなると思います。

 

まあなんにせよ、力があるのに制限があって働けない人を活躍できる制度があればいいですよね。

今もあるんでしょうが、自分の実感として全然広まっていない気がします。

 

これを実現させるためには人件費を増やさないといけないという課題があるんですけどね。

これが難しい。

学校の先生は残業代が出ないので

定額制の働かせ放題と言われることがあります。

僕の同僚の中には勤務時間と給料を時給で計算すると500円ぐらいになる人もいました・・・

教育にかけるお金、人件費を増やすことに使って欲しいなぁと思うこの頃でした。